あなたの未来を守るライフスタイル情報誌乳酸菌PRESS2017
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全日本野球協会 野球指導者講習会

スポーツ選手の栄養補給と口腔内ケアを考える

全日本野球協会 野球指導者講習会で乳酸菌LS1が紹介されました。


スポーツ栄養学の権威である立命館大学 海老久美子教授の講習「スポーツと栄養」を取材してきました。

2017年1月21日、私たちは「国立オリンピック記念青少年総合センター」にいました。会場では「2016年度 野球指導者講習会/BASEBALL COACHING CLINIC」が20日〜22日の3日間の日程で行われており、野球の指導者、将来指導者を目指している方など全国から約500名もの方々が参加されました。

作新学院高等学校 小針 崇宏 監督

本年は3月にWBCが開催されることと、東京オリンピックで野球が種目として復活することもあり、受講者の方々から多くの質問が飛び交う等、熱気溢れる講習会となりました。講演者の中には昨夏の甲子園優勝校「作新学院高等学校」の小針監督や、「福岡ソフトバンクホークス」の工藤監督など、名だたる方々が講演をされていました。講習会の内容は、指導者としての正しい知識や心得、メンタルトレーニングに関することから、医学知識や栄養学、実技指導まで、指導者の資格取得のため幅広く充実したプログラムになっていました。

2日目のカリキュラム「スポーツと栄養」というテーマで講演をされたのは、立命館大学スポーツ健康科学部の海老久美子教授。海老教授はスポーツ栄養学の権威であり、毎年この講習会で競技スポーツにおける食事、栄養補給に関する正確な知識や大切さ、有効な食事メニューの提案等を講演されています。そんな海老教授が講演の中で、「10代20代の人でも大変多くの人が歯肉になんらかの所見があるとされており、若いうちからの口腔内ケアが大切である」ということを提議されました。特にスポーツ選手は身体づくりやコンデショニングのために、補食を含め栄養補給する回数や量が多く、頻繁に口に物を入れるため、必然的に口腔内の環境も悪くなりやすいとのことでした。スポーツ選手にとって栄養を摂取する「口」のケアは、全身の体調管理において大変重要であるということを提唱されました。スポーツの世界にとって新しいアプローチとなる、スポーツ栄養学と口腔内ケアの組み合わせの必要性とともに、具体的なホームケアの例として、乳酸菌LS1が紹介されました。

競技スポーツ選手のコンディション、パフォーマンスと口腔内環境の相関関係については、日本では解明されていないことが多いですが、講習会に参加された多くの野球関係者の方が口腔内ケアに興味を持っていただき、私たちに質問もされていました。今後もLS1を通じてスポーツ選手にも口腔内ケア、予防歯科の必要性や有効性が広がっていくことを目指していきます。

profile

海老久美子教授

1962年生まれ、神奈川県出身。甲子園大学大学院博士課程後期家庭栄養学研究科修了。現在は、立命館大学スポーツ健康科学部教授。
オリンピック選手からプロ野球、高校野球、バスケットボール、ゴルフ、テニスまで幅広くアスリートの栄養サポートを担当。全日本アマチュア野球連盟医科学部会委員、JOC強化スタッフ、(財)日本体育協会主催資格講習会講師。著書に「野球食」「野球食Jr.」(ベースボール・マガジン社)など。