あなたの未来を守るライフスタイル情報誌乳酸菌PRESS2018
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“お酒と口腔ケア”の大切な関係

お酒を飲んだ次の日、自分の口臭を気にされる方は多いはず。寝起き、口の中がネバネバしていたり不快感を感じ易いのは確かですし、息から吐き出される飲み過ぎたアルコールの残骸から、周囲に「お酒臭い‼」などと言われてしまう経験もあるでしょう。そこで、今回は、お酒を飲んでも自信を持って元気に過ごせるための秘訣を考えて行こうと思います。



POINT1:アルコールを残さない努力!!

アルコール臭さの大きな原因は、分解しきれないアルコールが体に残っていることです。アルコールは体内で吸収されたあと、肝臓でアセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸へと姿を変えながら最終的に水と二酸化炭素に処理されていきますが、この時に自分のアルコール分解許容量を超えてしまうとアセトアルデヒドや酢酸が体に残り口臭や体臭の原因になってしまいます。これは、二日酔いの原因にもなってしまうので、出来るだけ体には残したくないもの。そこで大切になることが、アルコールを飲み過ぎないことに加え、アルコールの分解をスムーズに行えるようなサポートをしてあげることです。

アルコールの代謝を
スムーズにする飲み方


@水分を十分に摂る
A酒の肴のチョイスにこだわる
B適度な糖分であればOK


肝臓でアルコールを分解するときに水分は必需品。アルコールの分解は飲んだ時から始まりますから、お酒を飲みながらもこまめに水分補給をすることが大切です。ビールや水割り、ソーダ割にされると、ついつい、水分摂取を怠りがちですが、これも注意が必要。アルコールには利尿作用があり、水分を摂っているようで、出ていってしまっている量の方が多いことがあります。たとえば、ビールならば摂取量:排出量=1:1.1が目安です。このように、お酒を飲むときは、どんな種類であってもチェーサーとして水を飲むことを忘れてはいけません。


そして、お酒と楽しむおつまみや食事の選び方も気を使ってあげるとよいでしょう。おつまみ系は、お豆腐や枝豆などの大豆製品、お刺身や焼き魚などの魚介類などタンパク質がオススメです。さらに、アルコールの分解には適度な糖分も必要なので、〆にお米系の食事やお蕎麦を頼むことは、悪いことではありません。ただし、〆のラーメンは塩分・カロリーの摂り過ぎになることもあるので要注意。



POINT2:アルコール摂取後の口腔ケアは徹底的に‼

お酒を飲んだ直後から気にかけたいことが口腔ケアです。お酒に合う食べ物は、ニオイの強いお料理も多く、アルコールに加え、口臭がさらにきつくなってしまう心配もあります。そのまま放置せず、簡単に歯磨きやマウスウォッシュなどだけでも行っておくと二次会やカラオケに突入しても口臭の心配が減ります。

徹底的な口腔ケア


@飲み会の合間の口腔ケア
A帰宅後には、ハブラシ・下磨き・
 歯間ブラシ・マウスウォッシュに
 よる複数ケア
B乳酸菌で仕上げのケア


そして帰宅後は、念入りな口腔ケアを実践してみてください。丁寧なブラッシングはもちろんですが、舌磨き・歯間ブラシ・マウスウォッシュの併用が大切。臭いのもとは、舌や歯の間にも潜んでいることを忘れてはいけません。


さらに、徹底したい方は、就寝前の乳酸菌LS1による口腔ケアもオススメです。LS1の商品特徴を踏まえて、次の日の朝への準備の仕上げに試してみてはいかがでしょうか。

お酒は飲み過ぎないことが大前提ですが、上手く口腔ケアを活用すれば、もっと楽しく美味しくお酒の時間が過ごせるはずです。


馬渕知子院長

マブチメディカルクリニック 馬渕知子院長

2003年 東京医科大学医学部医学科卒業
2003年 東京医科大学病院 勤務
2008年 マブチメディカルクリニック開設 同院長
2008年 株式会社 THE DOCTORS INC.設立
2011年 学校法人 食糧学院 理事 就任
      学校法人 食糧学院/
      東京栄養食糧専門学校/東京調理製菓専門学校 講師

<出版>
『からだを救う、水の飲み方、選び方』(講談社)・
『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』(クロスメディア)その他、多数

<テレビ出演>
日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」
テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」
フジテレビ「めざましテレビ」その他、出演多数