今回の臨床試験は、ランダム化二重盲検プラゼボ対照平行群間試験で実施。
対象者は歯周組織が健康な成人とし、ランダムに二群に分け一群には乳酸菌LS1を
含むタブレットを、一群にはプラセボタブレットを12週間摂取して頂きました。
主要評価項目は、
・BOP( bleeding on probing)
歯肉の腫れの指標である歯周ポケットの深さ測定時の出血の有無
・PCR(plaque control record)歯垢の付着指数
選択基準は年齢20歳以上の者、歯科にメンテナンス目的で
通院中の患者、歯周組織が安定している者とし、
除外基準は重篤な全身性の疾患を有する者、治療を要する口腔内疾患を
有する、1ヶ月以内に抗生物質を使用した者、妊婦・小児、その他、研究責任者
または分担者が不適当と判断する者とした。応募してきた参加者について
予備的口腔内診査と問診を行い基準を満たした者を登録しました。
LS1群にはLS1を含む錠菓(Lactobacillus salivarius Tl2711、生菌数として
2.0×107cfu/粒以上)を、もう1群はプラセボ錠菓を摂取。
各項目の測定は摂取前、摂取4週間、8週間、12週間後と
摂取終了4週間後に実施。
ボランティアは38名が応募。摂取期間終了後に回収した錠菓中のLS1生菌数は
全員2.0×107cfu/粒以上であることを確認しました。
<BOP結果(図1)>
口腔内診査の結果、BOPはLS1群は有意な増減はみられなかったが、
プラセボ群では経時的に悪化。12週後ではLS1群(3.3%)、
プラセボ群(5.8%)となり有意差が認められました。
摂取中止後はLS1群はプラセボ群と同様に悪化。
<PCR結果(図2)>
PCRは0、4週でLS1群のほうがプラセボ群より高く有意差が認められたが、
8週ではLS1群が低下し、12週、16週では有意差が認められました。
乳酸菌LS1の摂取はプラセボ群より歯肉の状態の悪化を抑制し、
歯肉の健康状態が維持されました。
日本人のお口を、世界一健康に、楽しく、幸せに。
1953年の創業以来、スナック菓子を通じて
皆さまのお口においしさや楽しさをお届けしてきた湖池屋。
だからこそ、人生100年と言われるいま、
日本人のお口をまずは「健康」にしなければ、と考えています。
日本では、他の先進国に比べて歯や
歯茎のケアへの意識が低く、事実、多くの人が、
歳を重ねるうちに虫歯や歯周病で歯を失っています。
また、口内の環境は、全身の健康に影響を及ぼすこともわかってきました。
そこで湖池屋は、お口で活きる乳酸菌LS1について研究を始めたのです。
100歳になってもスナック菓子をおいしく食べられる人生は、
とても健康で、幸せな人生だと思うから。
これからも、この国のお口のために。湖池屋の、新たなる挑戦です。
すべてのひとが、100歳までおいしく食べられるお口へ。
湖池屋は、さらなる研究と商品の開発をすすめていきます。